春の薩摩焼に引き続いて、秋は遠州七窯の内の二窯である上野、高取そして唐津といった九州国焼を代表する三名窯を紹介。それぞれ九州北部の隣接する地域で朝鮮より渡来した陶工が始めたとされ、茶人の指導やその土地の文化を吸収しながら独自に発展していきます。吉郎兵衛コレクションを通して、その“三窯三様”の歴史の一端に触れていただければ幸甚に存じます。また第２展示室にて伊勢物語かるたや御所人形などの遊具も展示しております。ぜひこの機会にご高覧ください。