令和7年 春季特別展「茶入の魅力―古の美を今に繋ぐ―」開催のお知らせ

春季展ポスター

茶入とは、茶道における欠かせない道具であり、茶を点てるための抹茶を収める器です。しかし、その役割を超え、茶入は単なる道具にとどまらず、文化と精神が宿る芸術的な存在でもあります。中国産の唐物から始まり、やがて瀬戸地方を中心とした国産茶入が主流となり、京都などでも焼かれるようになります。

本春季展では、滴翠翁が熱心に蒐集した60点を超える茶入コレクションの中から、室町、江戸時代にかけて作られた作品を中心に紹介。また京焼の大成者である仁清の手による茶入も展示し、時代ごとの変遷をたどります。 本展覧会を通じて、茶入が持つ歴史的背景や芸術的価値に古の美を感じていただき、今もなお時代を超えて茶人を魅了し続ける、その魅力が伝われば幸いです。


会  期 2025年3月4日(火)〜6月8日(日)
開  館 10:00〜16:00 入館は15:30まで
休  館 月曜日
料  金 一 般 700円
高校生 500円
中学生以下無料
団体15名様以上2割引、その他各種割引有
イベント ❶ 第2回 かるた大会
2025年3月22日(土)
11:00〜12:00 競技かるた会
12:00〜13:00 お呈茶
13:00〜14:00 一般かるた会
参加料:参加料:2,000円(入館料込)
参加特典:オリジナルクリアファイル
事前予約要(滴翠美術館 0797-22-2228)
協力:京都西行庵花輪竹峰、堀尾宗苗、京都菓子司老松

❷古渡更紗と名物裂のお話
~美術館でのアフタヌーンティータイム
2025年5月25日(日)14:00〜
講師:鈴木時代裂研究所 所長 鈴木一弘氏
主催:一般社団法人WANOBI
お問合せ・お申し込みは一社) WANOBI和の美神戸事務局まで
TEL: 090-6906-7535 (平日9時〜17時)
Email: kobe.jimu@japan-artisans.com

❸初夏の呈茶席
2025年5月31日(土)
① 11:00~
② 11:45~
③ 13:00~
④ 13:45~
⑤ 14:30~
各席30分ほど
会費:2,500円(入館料込)
事前予約要(滴翠美術館 0797-22-2228)
協力:堀尾宗苗、濱本宗壽、大石宗啓、京都菓子司老松