江戸時代後期に活躍した青木木米(あおき もくべい/1767-1833)、仁阿弥道八(にんなみ どうはち/1783-1855)、永樂保全(えいらく ほぜん/1795-1854)の三人は幕末京焼の三名工と謳われました。青木木米は京焼の磁祖である奥田頴川に陶法を学び、煎茶器を中心とした中国古陶磁の写しを得意としました。仁阿弥道八は木米同様に頴川に師事し、茶陶から彫塑まで多種多様な作品を多く残し、和風京焼の世界を確立しました。そして永樂保全は土風炉師の永樂家11代目で、仁清写しや金襴手・交趾・染付に優れた作品が多く見られ、偕楽園焼や湖南焼といった御庭焼にも携わりました。
本展覧会では吉郎兵衛の美意識から蒐集された三者三様の作品の数々をご紹介します。幕末の動乱期にありながらも、それぞれの世界観で切り開いた陶磁器の世界をご堪能いただければ幸いです。
会期 |
2021年9月14日(火)〜12月12日(日) |
開館 |
10:00〜16:00 入館は15:30まで |
休館 |
月曜日 |
特別休館日 |
11月18日(木)、19日(金)、20日(土) |
料金 |
一 般 630円
高校生 420円
中学生以下無料
団体15名様以上2割引、その他各種割引有
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